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むち打ち損傷・頸椎捻挫(けいついねんざ)

一般的には、むち打ち症、またはむち打ち損傷

photo むち打ち症(損傷)は、自動車事故や労働災害、スポーツ障害などよって起こります。 「外傷性頚部症候群」や「頚部捻挫」などの診断名がつくのが一般的です。 最近は、むち打ち症(損傷)と言う名前は使わない傾向があります。 鞭を大きく振ったように見えるため、そのイメージから「むち打ち症」という名前がつけられたと言われています。 また最近では、むち打ち症によって髄液が漏れて発生する脳脊髄液減少症も問題化されています。 実際よく調べてみると、気のせいだと言われてきたものにも損傷して症状が出ていたものもあり、つらい症状に悩まれる患者さんも少なくないと思われます。


むち打ちの受傷イメージ

photo A車が、走行中か停車していたB車に後方から誤ってA車に追突すると,A車に乗車していたBさんのからだは,車といっしょに前方へと押し出されます。 しかし頭部は,慣性の法則からその位置に止まろうとし後方へと首を支点に頸椎が過度に伸展(反る)されます。 その後,A車・B自動車と共に停車すると,今度は逆に慣性の法則で,頭部が前方押し出され頸椎が過度に屈曲(前屈)を強制され、からだは後方にひっぱられます。 これがむち打ちの発生のメカニズムです。


カンナ現象

むち打ち現象が起こっているときに、他の現象もおこっています

photo 追突と同時にむち打ち現象が起こっているなか、もう一つの現象が同時に起こっています。カンナ現象と言って、 椎骨(首の骨)がスライドする現象です。このようにスライドすると、椎骨(首の骨)やそれを支えている筋肉や靱帯が損傷を受けます。 このような損傷が、痛みや筋スパズム(こわばり)、運動障害、自律神経症状をおこします。

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むち打ち・頸椎捻挫の症状

photo不足の外力が加わった頸部は、過伸展・過度屈曲を強制されたために,関節包・筋肉・靱帯・椎間板・神経・血管等は損傷を受けます。 クビすじ・肩や背中のコリ(筋スパズム)・痛み、運動痛・運動制限・頭重感・耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振・視力低 下などの様々な症状がみられます。


<3つのタイプに分けられます>

【頚椎捻挫型】
頚椎を取り囲んでいる筋肉・靱帯・関節包が損傷し、筋スパズム(こわばり)、疼痛、圧痛、運動痛、運動制限などの捻挫症状を呈する頚椎捻挫型タイプ。

【神経根症状型】
頚椎の可動域(動く範囲)以上の運動を強制されたために、神経が損傷されて疼痛やしびれ症状がでます。痛みだけではなく、腕への放散痛やしびれ、重ぐるしさなどの症状がみられます。 また神経を圧迫するテストをすると症状が強く表れます。
(ジャクソン・テスト、スパーリングテスト等)

【バレ・リュー症状型】
後部交感神経症候群ともよばれ、 頸椎部に細かく走行している椎骨動脈の血流の低下が起こり、筋スパズム(こわばり)、 疼痛、圧痛、運動痛、運動制限などの症状の他、耳鳴り、 吐き気などの自律神経失調症の症状が現れます。


バレ・リュー症候群とは

後部交感神経症候群

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【症状】
ケガしたてには,軽いクビ・肩・背中などの部の痛みや筋肉のスパズム(こわばり)を感じる程度だったのに、2〜7日たってから集中力の欠如、 疲労感,倦怠 感,熱感,微熱、不眠,脱力感,めまい,耳鳴り,難聴,まぶしさ、眼精疲労,流涙,視力調節障害,しびれ,肩こり、不安感など様々な症状を訴えます。

【病態】
頚椎の前方、左右両側に交感神経が走行しています。頚髄神経から伸た神経根と交感神経は交通枝と言われる枝によって相互に連絡を取り合っています。 受傷したことにより、交感神経の周辺に出血や浮腫(体液によるむくみ)が発生し交感神経が圧迫されます。 そのことにより、交感神経がつかさどる調節機能が障害され自律神経失調症状が現れます。


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