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今までは原因が特定されない慢性痛とは何か?

筋膜性疼痛症候群・DLPFC(背外側前頭前野)は慢性腰痛の原因か?

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原因がはっきりしない痛みが3ヶ月以上続いた状態を慢性腰痛と言われます。今までは原因が特定されず、精神的な思い込みや気のせいなどと、心ない事を言われ悩まれている患者さんも多くいらしゃると思います。
最近は、筋膜性疼痛症候群(MPS)の研究も進み筋膜の異常(重積)を指摘する研究者も増えてきました。体や筋肉に取り巻いている筋膜が異常を起こしてパイ生地のように幾層にもなってトリガーポイント(TP)を形成するとの見解を示しいます。トリガーポイント(TP)へ、注射や鍼、手技やストレッチ等の様々なアプローチで症状の改善がみられています。
今まで、原因がわからず腰痛でお悩みの方にも朗報ではないでしょうか。また椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症なども、じつは筋膜性疼痛症候群(MPS)が原因で痛みが出ていたためにトリガーポイント療法を受けて軽快した例もあります。

今までは原因が特定されず有効な手当が受けられず精神的にも苦痛を訴えていた患者さんも筋膜性疼痛症候群(MPS)が原因であると特定されることで痛みから解放される望みが出てきました。最近は、多くの臨床例が出てきて有効性を示しています。 さてそれでは、それ以外に原因不明とされているものは何なのか? 病院で治療を受けたり、接骨院その他の施術を受けたのにいっこうに良くならない、患者さんは早く楽になりたいしはっきりとした原因を知りたいはずです、ですが原因がわからない。担当した医師や柔整師などは

「歳だから治らないから痛みと上手く付き合いましょう」
「神経質にならないように」
「自律神経の失調」
「心意性の原因」
「痛がりすぎ」等々。

これでは患者さんも納得はされませんよね。しかし、最近脳の研究でDLPFC(背外側前頭前野)と言う部分が慢性腰痛の原因のひとつではないかと報告されました。 慢性腰痛のある方の脳を調べてみると、DLPFC(背外側前頭前野)と言う部分に共通した異常が認められました。正常な方と比べ慢性腰痛の方はDLPFC(背外側前頭前野)の体積が極端に減り、活動が悪くなっていることがわかりました。特に長期や痛みの強い方にこの傾向が多く見られるそうです。 痛みとは、体の異常を神経が感知して神経を通って脳に異常を知らせます。 異常を伝えられた脳の神経回路が興奮し『痛みの回路』が作られ初めて痛みを感じます。 『痛みの回路』は様々な部位に発生し、腰・頸・膝・手・皮膚や関節などいろいろなところに作られます。 ここで厄介なのが、異常がなくなっても『痛みの回路』はすぐにはなくなりません。脳内に残った『痛みの回路』が脳の痛みを感じ続けこれが慢性痛の原因と言われています。

それでは、DLPFC(背外側前頭前野)とは?

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体の各部位から送られた痛みの信号は、『痛みの回路』に集められ脳内に記憶され一定の期間保存されます。DLPFC(背外側前頭前野)は、脳に起きた『興奮』を抑制(鎮める)するために指令を出し、『痛みの回路』を抑制(鎮める)するのが仕事です。 しかし、慢性化する痛みはどうして起こるのでしょうか? DLPFC(背外側前頭前野)は『痛みの回路』を抑制(鎮める)するのが仕事なのですが、何かの原因でこの働きが低下すると『痛みの回路』を抑制(鎮める)コントロールできなくなり、それにより慢性化すると言われています。 では慢性化する原因は何んなのでしょうか? 最近、研究者は、『強い恐怖心』もひとつの原因ではないかと指摘しています。長期にわたり『強い恐怖心』状態が続くとDLPFC(背外側前頭前野)の神経細胞に疲労をおこし『痛みの回路を抑制する』と言う働きが低下します。そのことで痛みが慢性化し、なかなか良くならないという悪循環が生まれます。

さて、機能低下したDLPFC(背外側前頭前野)を正常に回復させるにはどのようにすればいいのでしょうか。理屈的には、『強い恐怖心』が原因ならば無くせば良いということになります。しかしながら、そんなに簡単に行かないのが世の常ですね。この『強い恐怖心』の脳記憶を何かによって上書きする作業が必要になります。最近、『認知行動療法』と言う認知の改善と行動による恐怖の改善しようとする療法が話題になっています。DLPFC(背外側前頭前野)の働きを鈍らせる恐怖心を、専門のカウンセラーが適切に指導することにより慢性痛や鬱病・精神疾患に高い効果が期待できるといわれています。ただし、臨床を行っているドクターに伺うとまだ日本では広まっていないことと適切に行うことの難しさを指摘しています。何でもそうですが患者さん自身が適切な治療法や療法を見極めて選択していただくことが必要だと思います。さらに、たとえ良い治療法であっても、医師や施術者との相性もあることをおぼえておいて下さい。信頼できる医師や施術者を探すことも健康への近道であることは言うまでもありません。よく、 「先生の顔を見たら痛みが楽になった」 「受診すると安心する」 「話したら気が晴れた」 こういうことが大切なのかもしれません。気のせいと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、脳内に変化が起こっているかもしれませんよ。


個人的な考えとして

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この世の中には、さまざまな治療法や施術法・健康法があふれています。しかしながらすべてを治したり癒したり出来るかと言えばNOです。 原因となるものを見極め、適切な方法が見つかれば良い結果が期待できるわけですが、人間の体とは不思議なもので現在の医学でもすべてを究明できているわけでもありません。 ですから当院に来れば何でも良くなるなどと無責任なことは言えません。まず、ご自分に合ったお医者さんや柔整師(私も含め)、鍼灸師さん等を探して下さい。 ご自分の痛みやしびれ不快感をよくするためには、患者さん自身も勉強し自分にあった先生達を見つけて下さい。ご自分が納得できる説明をしてくださり、 信頼できる技術をもった先生達が見つかると思います。そして、相性もあると思います。何となく合わないと言うことは患者さんがあるように私達もあります。そう言う時は結果もよくありません。


疼痛閾値と言う言葉があります。閾値(いきち)とは、生理学では神経細胞が平常状態から活動状態へ転換するのに必要な最低限の電気的信号の強さの値を指します。


Webで調べると

いきち【閾値】
1 ある反応を起こさせる、最低の刺激量。しきいち。
2 生体の感覚に興奮を生じさせるために必要な刺激の最小値。しきいち。
3限界値ともいわれる。

そして「疼痛閾値」とは、平たく言うと痛みの感じやすさを言います。その要因は、心理的要素が深く関わると言われています。精神科の専門書を見てみると、 「疼痛閾値」を下げる因子について書いてありました。過労、筋の緊張、自己主張が弱い、依存的、強迫的、痛みへの過剰な関心(とらわれ)、破局(絶望)。 抑うつ、不安感や怒り、心配、イライラ感。言語能力などの知的 資質や意欲、生き甲斐の有無、生活を方向付ける目標の有無など。家族とのコミュニケーション、 厳格な家庭、過保護や無関心など。職場での適応性や仕事の負担、人間関係の不得手等。休職などの収入の問題、病気や事故の補償問題、加害者の対応不良等々。 negativeなものが、痛みを感じ易くする。

それでは「疼痛閾値」を上げる因子とはなんなのか。ゲートコントロールセオリーと言うのがあり、門を開くものとして、筋肉をリラックスさせる、鍼、低周波刺激、 脳脊髄への電気刺激、薬物、ストレッチや運動などのトレーニング、幸福感に包まれること、心がリラックスすること、痛み以外のことに注意を向けること、 痛みに負けないぞと自分に言い聞かせることなどが、門を閉じて痛みを軽くし、認知を修正することで、痛みはあるがいろいろなことができ、残された人生を有意義にすごせるのではないか痛みの多層モデル 侵害受容、疼痛、苦悩、疼痛行動侵害受容、疼痛、苦悩は本人しかわからない。かしか、疼痛行動(痛みを強くする因子)は他人にも分かるので、 医師は、患者さんの苦悩・不安などにによく耳を傾け、安易に心因性疼痛ときめつけない、患者にとってすべての痛みは真であるから、患者さんが痛みに対し前向きに自覚しもらい、 主体的な行動を積極的に行えるようにすることに努める。そして、配偶者や両親兄弟などが患者さんの疼痛行動が、強くならないように習知・認知もらうことも重要であり、 さらに現代の医学では慢性疼痛に特効する治療法はなく、改善の有無はまさに自助努力にかかっている。痛いから何もできないという患者の否定的な認知思い込みを、 痛みを人生の一部として受入れ、痛いけどやるべきことはやれるし、痛みとともに生き、生活も楽しめるといった建設的態度が、功を奏すのではないか。

以上のように書かれていました。私の仕事でも「疼痛閾値」を感じることが多くあります。治りの良いい方悪い方、いろいろと見ていると、やはりそう感じざるを得ません。

上記のように、「この先生は大丈夫なのかな?」「本当にわかっているのかな?」などと疑心暗鬼では、良い結果は出ないと言うことです。 どうか、ご自身にとって良い先生が見つかりますように。その努力も怠らないで下さい。


 

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